◆疾患基礎知識『脳卒中』脳卒中の種類と原因②

2018.10.09
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こんにちは!北摂の老人ホーム・介護施設相談室ういずの相談員池尻です。

脳出血の分類

脳出血は脳の近辺の血管が破れて出血する疾患です。出血する血管が脳の中にあるものを『脳出血』といい、脳の表面にある大きな血管にコブが生じくも膜の下に出血するものを『くも膜下出血』といいます。

脳出血

脳出血または脳溢血ともいわれ、高血圧によるものとそれ以外(動脈硬化や外傷など)によるものがあります。脳の内側の血管が破れることで、致死率も非常に高く再発リスクも高い疾患です。
また血管から漏れた血液が血腫となり脳を圧迫すると、その部分の脳が壊死し麻痺などの症状をもたらすことがあります。

【症状】
めまい、頭痛、行動障害(立って歩けない)、気分が悪い、嘔吐などの症状があります。
【要因となるもの】
高血圧を始めとした脂質異常症(高脂血症)や糖尿病などの生活習慣病と、加齢、喫煙などが原因となります。

※この疾患にかかった著名人(プロレスラー橋本信也さん、漫画家赤塚不二夫さん)

くも膜下出血(SAH)

くも膜下出血(SAH)は脳を覆う3枚の膜の2枚目(くも膜)と3枚目の間に出血が起き、その結果脳脊髄液中に血液が入り込んだものをさします。突然死のリスクが高く、また再発しやすいという特徴があります。
原因としては脳動脈瘤破裂が大半で、運動したり怒ったり興奮したりというきっかけで脳の血圧が上がると破裂します。

【症状】
突然強く持続的な頭痛(数日間)が生じます。嘔吐を伴う場合もあります。痛みは「金属バット、ハンマーで殴られたような」と表現されることもありますが、もっと弱い場合もあるので注意が必要です。また、脳梗塞の諸症状と比べ麻痺などが出ない場合が多いことも特徴です。
【要因となるもの】
喫煙、高血圧、長らくアルコールを多飲していることなどでリスクが高まります。また隔世遺伝という性質があり、祖父母にくも膜下出血の方がいる場合は要注意です。

※この疾患にかかった著名人(プロ野球選手木村拓也さん、歌手(globe)KCOさん)

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