◆介護保険料は減免できる。3つの条件と申請方法について説明します。

2018.11.30
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こんにちは!北摂の老人ホーム・介護施設相談室ういずの相談員池尻です。

介護保険料

介護保険料は、40歳以上の国民が納付する義務のある保険料です。

長期入院や失業などでどうしても支払えない時には、一定の条件に当てはまれば減免してもらえることがあります。

そこで、今回は介護保険料の減免制度について解説します。

減免制度の対象になるのはどんな人?

介護保険制度では、支払い能力に応じた介護保険料を設定しているため、本来であれば減免しなくても大丈夫なようになっています。

年度の途中で大きな災害

長期入院

生活を支える人がなくなってしまった

など、介護保険料を払うことが難しくなることもあるでしょう。

そこで定められているのが介護保険料の減免制度です。

減免制度の対象になる条件は3つあります。

それぞれについてみていきましょう。

■1. 災害により自宅が著しい被害を受けた

地震や大雨による水害などの災害によって自宅が著しい被害を受けた場合、介護保険料の減免を受けられます。

自然災害のほか、火災も対象です。

被害の程度によって減免される金額はかわります。

■2. 主たる生計維持者の収入が著しく低下した

家族の中で主に生計を維持している人が、何らかの事情で収入が著しく低下した場合にも、減免の対象です。

減免対象となるのは、次の3つです。

・ 主たる生計維持者が死亡もしくは長期入院した

・ 失業などにより収入が著しく減少した

・ 災害により農作物が不作となった

これらに該当した場合、所得段階に応じた減免が行われます。

■3. 生活が著しく苦しい

世帯全体の前年収入が生活保護の基準相当以下の場合には、介護保険料を減免してくれます。

ただし、介護保険料の未納がないことが条件です。

対象となるのは、次の3段階の収入基準に当てはまる世帯です。

第1段階:生活保護受給者もしくは老齢年金受給者で世帯全員が市町村民税非課税

第2段階:世帯全員が市町村民税非課税で本人の公的年金等と合計所得金額を合わせた金額が80万円以下

第3段階:世帯全員が市町村民税非課税で本人の公的年金等と合計所得金額を合わせた金額が80万円以上120万円未満

減免額

・ 第1段階 … 2分の1
・ 第2、3段階 … 3分の1

減免申請の仕方

介護保険料を減免するためには、お住いの市町村に減免申請をする必要があります。

減免申請では、減免申請書と収入状況等申告書を記入します。

申請に必要なものは以下の通りです。

・世帯全員の印鑑

・世帯全員の前年1月1日から申請日までの記載がある預金通帳

・健康保険証

・世帯の収入が証明できる書類

世帯の収入が証明できる書類と

年金支払通知書もしくは年金証書、源泉徴収票、給料明細などが該当します。

減免を申請する時期

毎年8月いっぱいとなっています。

9月以降の申請については、申請月以降を月割計算した額が対象です。

さらに、減免の要件や内容、手続き方法は各自治体によって違う場合があります。

介護保険料が払えなくて困っている場合には、まずお住いの自治体で相談するようにしましょう。

◆本日の一冊

「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

「介護する側もされる側も、
どれほど多くの人々の心に
希望の光が灯ることでしょう」

――エッセイスト 阿川佐和子

―「優しい心」は「優れた技法」に宿る。そしてそれは誰もが体得できるものである。―

寝たままの姿勢で行う清拭は、「寝たきり」を助長してしまっていないだろうか?
入浴を嫌がるのは、本当にその人自身に問題があるのだろうか?
徘徊は転倒の危険性があるから、身体拘束や向精神薬の投与はやむを得ないのか?

私たちが良かれと思って行っているケアは、高齢者の健康維持を害してしまっているのかもしれません。
人が人に寄り添う病院やホームなどのケアの現場では、こうした「哲学」ともいえる問いが不可欠なのです。

フランスで生み出された、認知症高齢者が穏やかな人生を取り戻すケア技法「ユマニチュード」。
本書は、その考え方と技法の実践を開発者自らが語り下ろした本です。

・攻撃的、徘徊などの問題行動が減った。
・身体拘束や向精神薬の量が減少した。
・適切なケアレベルの設定により、患者が寝たきりになることがなくなった。
・スタッフや家族の負担も軽減。専門職の離職率が大幅に改善した。

「ユマニチュード」を導入した施設では、こういった「魔法のような」症例が数多く報告されています。
フランスでは400以上の病院やケアホームで導入され、すでに日本を含め数か国で実践されています。

この技法は、「顔の正面から同じ高さで目を合わせる」「何をしているか実況するように伝える」
「腕を上からつかまず、必ず下から支える」などの確立された具体的な技術と、「ケアする人とは何か」
「人とは何か」という哲学から成り立ちます。

本書では、なぜユマニチュードが生みだされたか、また、ケアにおいて「なぜそうすべきなのか」
「なぜその方法に効果があるのか」という根拠をやさしく丁寧にひも解いていきます。

介護・医療の現場、そして認知症高齢者のいる家庭にて、誰もが実践できるケア技法の本質を、
技法の開発者本人の体験や、患者さんのエピソードを交えて紹介していきます。

 

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