2025.08.25
親の老人ホームの入居はどのタイミングで考えるべきか?
親御さんの老人ホームへの入居は、ご家族にとって非常に大切な決断ですよね。
今回の記事では入居を考えるべきタイミングについてお伝えします。
一つの明確な答えがあるわけではなく、いくつかのサインや状況が重なったときに検討を始めるのが良いでしょう。
1. 身体的な変化のサイン
親御さんの身体に変化が見られたら、一つのタイミングかもしれません。
- 転倒やケガが増えた: 自宅内でつまずいたり、階段から落ちそうになったりするなど、以前はなかった転倒やケガが増えてきたときです。これは、筋力の低下やバランス感覚の衰えを示しており、安全な生活環境の確保が必要なサインです。
- 介助が必要になってきた: 食事や入浴、排せつといった日常生活の動作(ADL)に介助が必要になってきた場合です。介護するご家族の負担が大きくなる前に、専門のサポートを検討する時期と言えます。
- 病気の進行や医療ケアの必要性: 慢性的な病気(糖尿病、心臓病など)が悪化したり、毎日の服薬管理、インスリン注射、たん吸引などの医療ケアが必要になったときも重要なタイミングです。在宅でのケアが困難な場合、医療体制が整った施設を視野に入れる必要があります。
2. 認知症の進行のサイン
認知症の症状が進み、ご家族だけでの対応が難しくなってきたときも、入居を考える大きなきっかけとなります。
- 徘徊や行方不明のリスク: ご自宅の周りをさまよったり、見慣れた場所で道に迷ったりすることが増えた場合です。徘徊は大きな事故につながる可能性があり、安全を確保するためにも入居を検討すべきサインです。
- 昼夜逆転や幻覚・妄想: 夜眠れずに家の中を歩き回ったり、実際にはないものが見えたりするようになった場合、ご家族の介護負担は精神的にも肉体的にも限界を迎えることがあります。専門的な知識を持ったスタッフがいる施設が安心です。
- 金銭管理や火の元の不安: 支払いがおろそかになったり、ガスコンロの火を消し忘れたりするなど、ご本人の安全や財産に関わるトラブルが起きたときです。これは見守りが必要な時期が来たことを示しています。
3. 介護するご家族の変化のサイン
親御さんの状況だけでなく、介護する側の状況も入居を考える大切な要素です。
- 身体的・精神的な疲労: 介護のために睡眠時間が減ったり、仕事やご自身の生活に支障が出始めたりしたときです。「もう限界だ」と感じる前に、プロの力を借りることを考えてみましょう。
- 共倒れのリスク: 介護疲れからご自身の体調を崩してしまったり、親御さんとの関係が悪化してしまったりした場合です。介護は長期戦です。ご家族が笑顔でいるためにも、適切なサポートが必要です。
- 介護と仕事の両立が困難に: 親の介護とご自身の仕事の両立が難しくなり、離職を考えざるを得なくなった場合です。生活の基盤が崩れる前に、介護の専門家である施設に頼る選択肢を検討しましょう。
4. 準備を始めるベストなタイミングは「元気なうち」
これらのサインが見られ始めたら、入居について具体的に検討するタイミングです。しかし、最も良いタイミングは、まだ元気なうちに、見学や情報収集を始めることです。
親御さんご自身が判断能力のあるうちに、一緒に施設を見学したり、希望条件を話し合ったりすることで、将来的に納得のいく形で入居することができます。いざというときに慌てて探すのではなく、余裕を持って動くことが、より良い施設選びにつながります。
大阪府北摂地域での老人ホーム探しや、介護に関するご相談は、いつでもお気軽にお声がけください。ご家族様の状況に合わせて、最適な選択肢を一緒に考えていきましょう。
北摂の老人ホーム・介護施設相談室ういず
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