◆「見守りシステム」は、安心の暮らしを届ける心強い味方

2025.09.02
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「見守りシステム」は、安心の暮らしを届ける心強い味方

介護施設へのご入居を検討されているご家族様にとって、大切なご本人が安全に、そして安心して暮らせるかどうかは最も気になる点の一つですよね。今回は、その安心を支える重要な仕組みである「見守りシステム」について、種類やその役割を詳しくお伝えします。

一口に「見守り」と言っても、その方法は進化しており、カメラ以外にも様々なシステムが導入されています。大切なのは、それぞれのシステムが持つ特性を理解し、ご利用者様にとって最適な形で見守りを行うことです。


多様な「見守りシステム」の種類とそれぞれの役割

介護施設で主に使われている見守りシステムは、大きく分けて以下の3つに分類できます。

1.映像で確認する「見守りカメラ」:居室の様子を映像で確認できるシステムです。メリット: 転倒や急変時など、何が起こったのかを映像で具体的に把握できるため、迅速で的確な対応が可能です。遠方にいるご家族様も、ご本人の元気な姿を見て安心できるサービスを提供している施設もあります。注意点: ご本人のプライベートな空間を映すため、プライバシー保護への配慮が不可欠です。施設とご本人、ご家族がしっかりと話し合い、納得した上で導入することが大切です。

2.「人の動き」を検知するセンサー:ベッドや居室の床、あるいは天井などに設置するセンサーで、人の動きを検知します。

・センサーマット・シートセンサー: ベッドのマットレスの下などに敷くタイプです。ご本人がベッドから起き上がったり、体重をかけた瞬間にスタッフへ通知します。夜間の転倒予防に非常に効果的です。特に、多くの施設で導入されている「眠りSCAN」などは、呼吸や心拍まで測定でき、睡眠の質を把握して健康管理に役立てる優れものです。

・赤外線・超音波センサー: 居室の出入り口などに設置し、人の動きを検知するタイプです。徘徊の兆候や、床に座り込んだりした状態を察知します。映像を記録しないため、プライバシーを重視した見守りが可能です。

3.「体の状態」を測るバイタルセンサー:心拍数や呼吸数、体温など、バイタルサイン(生命兆候)を非接触で測定するシステムです。メリット: ご本人の体に負担をかけることなく、日々の健康状態を継続的に把握できます。普段と違うわずかな変化を早期に発見することで、体調の急変を未然に防ぐことにつながります。


「見守りシステム」を導入する目的は「安心」

これらの見守りシステムは、単なる「監視」のための道具ではありません。その一番の目的は、ご利用者様の安全と尊厳を守ること。そして、ご本人とご家族、さらには介護スタッフの負担を軽減し、みんなが安心して過ごせる環境を整えることです。

例えば、夜間の見回りを減らすことで、ご入居者様の安眠を妨げることがなくなります。また、異変があったときだけ通知が来るため、スタッフも効率的にケアにあたることができ、本当に必要なケアに時間をかけることができるようになります。


施設選びの際には、単に見守りシステムが「ある」「ない」だけでなく「どんなシステムをどのように活用しているか」をぜひ確認してみてください。それは、その施設がどれだけ入居者様の安全と尊厳に配慮しているかを知る大切な手がかりになります。

大阪府北摂地域での老人ホーム探しや、介護に関するご相談は、いつでもお気軽にお声がけください。ご家族様の状況に合わせて、最適な選択肢を一緒に考えていきましょう。


北摂の老人ホーム・介護施設相談室ういず

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